【広島県福山市版】ハウスメーカーの営業とは?きついと言われる理由とやりがい

  • ハウスメーカーの営業のリアルな仕事内容を知りたい!
  • 激務できついけど、ハウスメーカーの営業職は稼げる?
  • ハウスメーカーの営業ってモテそう!

ハウスメーカーとは、主に個人向けの住宅を販売する会社です。

ハウスメーカーの営業と聞くとノルマが厳しく、きつい業界というイメージから、転職や就職を諦める人もいますよね。

ハウスメーカーの営業職に興味があっても実情を知る機会は少なく、なかなか一歩が踏み出せないという人も多いでしょう。

この記事では、具体的な仕事内容や気になる収入面について、実際にハウスメーカーの営業として働いていた人のリアルな声を紹介しています。

この記事を読めば、ハウスメーカーの営業は自分自身の成長につながる仕事だと気づけるでしょう。

目次

【アンケート】ハウスメーカー営業が「きつい」「激務」と言われる理由

ハウスメーカーの営業の扱う商品は高価格な「家」で、お客さまにとって簡単に買えるものではありません。

なので、お客さまの都合に合わせてスケジュール調整をしたり、ノルマがあったりと、ハウスメーカーの営業は1件の契約をとるのが大変で「激務」だと言われます

また、ハウスメーカー営業の給与は、成果に応じて手当が上乗せされる、成果報酬型を採用している会社が多いです。

契約という結果を残せないと給与は上がらず、「きつい割に給料が低い」「ブラックだな」と感じる人もいるでしょう。

しかし実際にハウスメーカーの営業職として働いた経験談をみると、「きつい」「激務」と言われるハウスメーカーの営業職でも、さまざまな声がありました。

会社による労働条件の違いや、個人の資質によるものも大きいことがわかります。

経験談をそれぞれ詳しくみていきましょう。

※当記事に記載されている個人の意見は以下のようなアンケート調査を元に制作されています。また、アンケート回答者の主観に基づいた内容も含まれています。

調査概要「住宅営業職の働き方に関する意識調査」
調査期間:2023年10月1日~5日
調査対象:男女30名(一部抜粋)
調査実施者:418BASE自社アンケート調査

こちらの記事では住宅営業がきついといわれる原因と、その対処法をさらに詳しくお伝えしていますよ。

「休みがなく残業が多い」ハウスメーカー営業5年目の男性

住宅業界の営業職で働いてみてどんな印象を持っていますか?

ブラック

なぜそのような印象を持っていますか?

休みの日でも契約が入れば出勤になりますし、毎日終電の時間まで帰れないからです。プライベートを大事にする人にとってはきつい仕事だなと思います。ただ同世代と比較すると、年収はかなり良いです。

「体力的・精神的につらい」ハウスメーカー営業2年目の女性

住宅業界の営業職で働いてみてどんな印象を持っていますか?

ブラック

なぜそのような印象を持っていますか?

体力的にも精神的にもきつかったから。営業周りで天気も季節も関係なく重たい荷物を持って走り回るのは、私には続けていくのが無理でした。また、上司が体育会系で、契約が取れないと当たりが強く、精神的にまいってしまいました。

「ノルマと規則がやばい」大手ハウスメーカー営業3年目の男性

住宅業界の営業職で働いてみてどんな印象を持っていますか?

比較的ブラック

なぜそのような印象を持っていますか?

1つの契約を取るだけでも大変な割には、年収が低かったから。ノルマがあり、ノルマを果たせなかったら給料が減る。1年間で1つも契約を取れない人は肩を叩かれる。こんな規則のなか大変な思いで契約を取ってきてるのに、給料に思ったほど反映されないのはつらかった。

「福利厚生がしっかりしている」大手ハウスメーカー営業1年目の女性

住宅業界の営業職で働いてみてどんな印象を持っていますか?

比較的ホワイト

なぜそのような印象を持っていますか?

お休みも取れるし、思ったよりも給料が良くて、待遇が良いと思ったからです。ただ、インセンティブは期待してたほどではありませんでした。

「特にきつくはない」ハウスメーカー営業5年目の男性

住宅業界の営業職で働いてみてどんな印象を持っていますか?

ホワイト

なぜそのような印象を持っていますか?

ブラックな売り方もしない会社なので、精神的な負担が少ないです。働き方のわりに、給料も思った以上に高くて満足でした。

ハウスメーカーの営業職の年収や仕事内容まとめ

一口にハウスメーカーといっても、大手会社から地域密着型の中小会社まで、その規模はさまざまです。

ハウスメーカーの営業の経験談からわかるように、勤める会社によって年間に契約できる棟数も違えば、労働条件も異なります。

ここからは一般的なハウスメーカーの仕事を解説するので、ぜひ会社選びの参考にしてください。

ハウスメーカー営業の仕事内容

ハウスメーカーの営業職とは、家づくりやそれに関する困りごとなどを解決するコンシュルジュのような役割です。

お客さまが抱える住宅購入に関する不安を、一つひとつ解消し安心して落ち着ける家づくりができるようサポートします。

具体的には次の通りです。

  • モデルハウスへの集客や店舗での対応
  • お客さまへ予算や要望をヒアリング
  • ニーズに合わせた間取りや内装などプランを提案
  • 大まかな仕様の打ち合わせ
  • 見積書の作成
  • 土地探しのサポート
  • ライフプランニングや住宅資金計画のサポート

お客さまに「このハウスメーカーで家を建てよう」と決断してもらい契約を結ぶまでが、ハウスメーカーで営業が主体的におこなう仕事です。

しかし、契約をとって終わりではありません。

契約後は、建築士や工事担当とお客さまをつなげるサポート役となります。

ハウスメーカー営業は、家づくりに携わる全員の窓口となるため、高いコミュニケーション能力が必要な業種です。

ハウスメーカーより規模が小さい工務店の仕事内容は、こちらの記事をチェックしてみてください。

ハウスメーカー営業の平均年収

求人ボックスのデータによると、ハウスメーカー営業の平均年収は397万円と言われています。(※1)

国税庁の調査では、令和4年度の日本全体の平均年収は458万円でした。この金額と比べるとハウスメーカー営業の年収の低さがうかがえます。(※2)

ですが、この金額はあくまで求人票に掲載されている基本給の平均額です。

実際、ハウスメーカーの営業職では契約棟数に応じて成果報酬がインセンティブとして基本給に上乗せされることが多いです。

会社によってその基準は異なりますが、頑張れば頑張るほどその努力が給料という形で評価されるのはうれしいですね。

実際に冒頭のアンケートでも「契約が取れない月は安月給」といった声もあれば、「思ったより収入が良かった」「周りの同世代と比べても年収が高い」といった声もあったように、収入は営業成績に左右されることが多いというのが実情です。

したがって努力すれば、経験や学歴を問わず稼げるのが、ハウスメーカー営業の魅力でしょう。

ハウスメーカー営業が持っておくべき資格

資格は信頼や説得力をもってお客さまの求める必要な設備を、さまざまな視点から提案できるため、住宅に関する資格は取得しておきましょう。

  • 宅地建物取引士
  • 住宅ローンアドバイザー
  • ファイナンシャルプランナー
  • 建築士
  • インテリアコーディネーター
  • キッチンスペシャリスト
  • ライティングコーディネーター
  • カラーコーディネーター
  • 福祉住環境コーディネーター

例えば、宅地分譲など土地の分譲も含めた住宅販売における、重要事項の説明や記名は宅地建物取引士の独占業務です。

住宅ローンアドバイザー/ファイナンシャルプランナーは、資金や税制についての家づくりにおいてお金のプロとしてもお客さまの不安を解消できます。

また、インテリアコーディネーターやキッチンスペシャリストなどの住環境に特化した資格や知識があると、見積もりの段階で細かな仕様を提案できます

未経験でも資格が強みになるので、ハウスメーカーへ転職や就職を考えるなら資格を取得しておきましょう

ハウスメーカー営業の年間休日数

雇用条件は会社によって違うため、年間休日数も会社によってさまざまです。

とは言っても、商談の機会が多い土日や祝日は出勤としている会社が多いでしょう。ハウスメーカーの営業の求人では、平日に休日が設定されているケースがほとんどです。

年間休日数は、下記の条件であれば120日前後が目安になります。

  • 週休2日
  • 祝日が休み
  • 年末年始とお盆の休暇あり

年間休日数をリサーチする際は有給取得実績や、店休日の有無、月の平均残業時間や休日出勤の振り替えなども確認しましょう。

ハウスメーカーの営業職は、同業界の他職種と比較するとカレンダー通りの休みというわけにはいかない職種なので、転職前にチェックしておくことが大切です。

ハウスメーカー営業のメリット!やりがいを感じれる3つのポイント

お客さまの人生の大きなイベントに立ち会えること、喜んでもらうために努力した結果が見えることなどは、ハウスメーカーの営業のやりがいにつながります。

仕事を続けていくうえでやりがいは、モチベーションを保つのに大事なポイントです。

ここからは、ハウスメーカーの営業の努力の先にあるやりがいを見ていきましょう。

ポイント①努力が数字に表れる

ハウスメーカーの営業のやりがいといえば、成果に応じた報酬面です。

ハウスメーカーの営業は多くの場合、契約棟数に応じてインセンティブが設計されています。

自分が頑張った分が、給料やボーナスという分かりやすい形で評価されるのです。

会社の規模によって金額やパーセンテージに違いはありますが、「評価してもらえるなら次も頑張ろう」とモチベーションが上がりますよね。

また、資格取得で手当が支給されるケースもあります。

資格手当は、お客さまが安心して家づくりをしてもらうための努力の証ともなります。

ハウスメーカー営業は、努力してお客さまに喜んでもらえた結果が自分の収入アップにつながるので、仕事に張り合いが生まれるでしょう。

ポイント②スキルアップが見込める

自身の成長を実感できることも、ハウスメーカー営業にとってのやりがいとなります。

家づくりのプロとしての自信がつき、自分自身の価値が上がるからです。

例えば、建築基準法の改正にともなう情報のアップデート、世の中の情勢やトレンドといった住宅業界の外部環境の把握、資格勉強など、仕事のためにとった行動があなたの価値を高めてくれます。

営業や家のさまざまな知識を持っている人という、あなた個人の価値はハウスメーカー営業からの転職を考えたときにも強みになるでしょう。

「自信をもってお客さま対応できるようになりたい」「仕事でスキルを磨きたい」、上昇志向を持てることはハウスメーカー営業のやりがいです。

ポイント③お客様からのリアクション

お客さまからのリアクションは、お金には代えがたいあなたの財産となります。

ハウスメーカーの営業は、お客さまそれぞれの思いの詰まった家づくりに携われることこそがやりがいです。

これから何十年と家族の成長を見守る家づくりのサポートをする責任が、プレッシャーとなる人もいるでしょう。

しかし、完成してお客さまからの感謝の言葉や喜ぶ姿を見られることは、モチベーションにできます

完成後もメンテナンスなどで、お付き合いが続くことも多く、自分が手掛けた家で幸せに暮らしている様子がわかるのも、頑張りが報われる瞬間です。

お客さまの希望をかなえる努力は大変ですが、大事な家を託される責任はハウスメーカー営業にとってやりがいとなるでしょう。

ハウスメーカー営業でよく聞く「インセンティブ」と「歩合制」の違いとは?

住宅業界ではインセンティブと歩合制は同じ意味合いで使われている言葉で、大きな違いはありません

双方とも「あなたが頑張った分はきちんと評価しますよ」というものです。

ハウスメーカーの営業でも、契約した棟数やノルマ達成により、基本給やボーナスに上乗せして支払われる「インセンティブ」や「歩合制」が採用されていることがほとんどです。

住宅は日常品や家電と比べると価格も高いため、その分営業実績などによるインセンティブも割高になります。

ハウスメーカーの営業職はノルマがきついと言われることもありますが、頑張った分は自分に還ってくるため、やりがいを感じられる職業です。

【注意】不信感を持たれやすいハウスメーカーの営業の特徴

ハウスメーカーの営業として働くのであれば、お客さまに不信感を与えるような行動をしてはいけません

少しの不信感が、大きな損失につながるからです。

これからお伝えする不信感を持たれる2つの特徴は、社会人として大事なことでもあるので、しっかりおさえておきましょう。

特徴①返信が遅い・連絡がこない

契約前の検討段階でレスポンスが遅いハウスメーカーは、候補から外される恐れがあります。

はじめて住宅を購入するお客さまは、わからないことが多く不安でいっぱいだからです。

例えば、折り返し連絡をすると言ったのに連絡がない、問い合わせしたのにすぐに返信がこないことが続くと、「他のハウスメーカーにするからもういい」とお客さまは諦めてしまうでしょう。

また、契約後であれば連絡がつきづらくなると「契約が取れればあとはどうでもいいのか」と不信感を抱いてしまいます。

気兼ねなくなんでも相談できる関係であるべきはずが、連絡が遅いせいで信頼関係を築くことが難しくなるのです。

もしすぐに結果が出ないことでも、回答に何日くらいかかるのかをお伝えするとお客さまは安心です。

お客さまとのコミュニケーション不足は不信感につながるため、連絡はこまめにおこなうことを心がけましょう

特徴②他との連携や情報共有ができていない

社内での連携不足もお客さまの不信感に直結します。

というのも、社内や外部の工事担当者と情報の共有ができていないとお客さまに正しい情報を提供することができないからです。

例えば、進捗状況の報告が滞ったり、工事担当者から聞いた話と営業から聞いた話が食い違っていたりすれば、お客さまは不安になります。

営業のコミュニケーション不足が原因で工期の遅れが発生してしまったり、追加費用が掛かってしまったりすれば、お客様からクレームが入る可能性があるでしょう。

家づくりは、検討から完成までおよそ1年かかるため、途中でこまかい変更点が出てくるのもめずらしいことではありません。

ハウスメーカーの営業は変更点やお客さまからの問い合わせを、社内や業者など、家づくりに携わる人に共有するスキルや体制を整えることが大切です。

こんな人におすすめ!ハウスメーカー営業向きの性格とは?

  • 住宅業界の資格を持つ人
  • 聞き上手で「気が利くね」と言われる人
  • 自分の考えをわかりやすく相手に伝えられる人
  • 長期的な計画を立ててそれを実行する力のある人

このようなスキルがある人は住宅業界に向いています。

ハウスメーカーの営業は約1年間、お客さまの家づくりをサポートするために、信頼関係を強化し良好な関係を保つ必要があるからです。

個人の持つ性格によるものもありますが、学びや努力でカバーできる部分でもあります。

ハウスメーカーの営業職への転職を考えているのであれば、自分に足りていない部分を重点的に磨いておきましょう。

住宅営業に向いている人の特徴をこちらの記事で詳しく説明しているので、ぜひ参考にしてください。

ハウスメーカー転職にお悩みの方へ

お客さまにとって家を建てるということは人生において大きな節目となります。

その家づくりを託される責任は重大ですが、引き渡したときにお客さまが喜ぶ姿は何物にも代えがたいものになるでしょう。

相談から完成まで、そしてその後のメンテナンスまで末永く関係が続くため、担当したご家族の成長を見届けられるのも、住宅業界ならではの醍醐味です。

お客さまの大切な家づくりをサポートしてみたいと思う方は、418BASEで働いてみませんか?

418BASEは広島県東部で注文住宅の家づくりを行うブランドです。

「良質な住まいを通じて、楽しい家づくり体験をお届けする」をコンセプトに、お客さまの希望をかなえる家づくりをおこなっています

住宅営業の転職や就職を考えている方は、下記フォームよりお気軽にお問い合わせください。

まとめ

最後にこの記事で紹介してきた、ハウスメーカー営業の仕事についてまとめます。

  • きついイメージがあるハウスメーカーの営業だが、やりがいがある仕事
  • ハウスメーカーの営業は頑張り次第で学歴、経験関係なく稼げる仕事
  • ハウスメーカーの営業としてお客さまに寄り添い向き合い続けることで、人としても成長できる仕事

きついイメージが先行するハウスメーカーの営業職ですが、具体的な仕事内容や給料の仕組みがわかればやりがいのある仕事ということがわかりましたね。

仕事を通して人としても成長できれば、家族やパートナーとの関係もより良いものとなるでしょう。

住宅業界に興味のある方は、418BASEでお客さまと家づくりの喜びを共有してみませんか。

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