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ハウスメーカーや工務店で働きたいと思っても「長く働けないのでは?」と、住宅営業の将来性に不安を感じている方も多いのではないでしょうか。
この記事では、住宅業界の今後の見通しを解説します。
リアルな現状から今、住宅業界への就職や転職に悩んでいる方が前向きになれるよう、住宅営業が解消すべき課題やキャリアチェンジについても紹介します。
この記事を読めば、住宅営業の業界と営業職の今後がわかり、生き残るためのヒントを得られるでしょう。
ぜひ、最後まで読んで、転職や就職の参考にしてみてください。
住宅営業の将来性は厳しい状況です。
なぜなら少子高齢化にともない、新築住宅の需要が減少傾向にあるからです。
少ない需要のなかで起こる競争に耐えられる体力のある会社や営業マン以外は、淘汰されていく時代となるでしょう。
昨今は生き残りをかけて、需要が少ないなかでも、新たなビジネスモデルが確立されつつあります。
たとえば少子高齢化で新築住宅の着工件数が減る一方で、増える空き家を活用しようとする動きが住宅業界でも見られます。
脱炭素化による省エネ住宅市場の拡大も予想されており、これからはただ家を建てるだけでなく、今までと違った需要が見込まれるでしょう。
結果として、実力のある人に加え、変化する住宅市場とともに成長できる会社や営業マンは、先細りする住宅業界でも生き残れる活路を見いだせます。
こちらの記事では、住宅業界がきついと言われている理由を実例をもとにしてお伝えしています。
ここからは、住宅業界が抱える問題点と原因を掘り下げていきます。
住宅業界が抱える問題を読み解けば、現状やこれから変化が急がれる部分がわかりますよ。
会社や業界の問題点は、ビジネスチャンスになるためしっかり把握しておきましょう。
国土交通省による令和4年の「建築着工統計調査報告」を見ると、新築着工棟数は減少傾向にあることがわかります。(※1)
新築着工数の減少はさまざまな要因が関係しますが、主に景気の後退や少子高齢化、世界情勢によるものが大きいです。
家族のあり方や価値観にも変化があり、単身者や子どものいない世帯、一人親の世帯が増えたのも理由の一つです。
このような事情から、今後も新築着工棟数は減少傾向にあると読み取れます。
住宅業界は事業の幅を広げ、新築にこだわらない経営戦略へシフトしていくべきでしょう。
国土交通省の「空き家政策の現状と課題及び 検討の方向性」では、1998年から2018年の20年で空き家の棟数が約1.9倍に増えているのがわかりますね。
これからも少子高齢化は進む見通しで、2030年には国内の約3割が空き家になると言われています。(※2)
特に高知や鹿児島などでは、すでに空き家率が10割を超えているところもある上、適切に管理されていないことも多く、空き巣や火災などのリスクが懸念されます。
このような事情から、これからの住宅業界では空き家の土地を活用して、地域のために役立てるなど持ち主の負担を減らせるような新しい価値を提案することが大事です。
(※2)国土交通省 空き家政策の現状と課題及び 検討の方向性
住宅そのものの価格が高いため、消費者が単純に買い控えをしている状態も住宅業界の問題です。
家を建てる人がいないと需要と供給のバランスが崩れ、価格は上がっていきます。
最近では世界情勢による材料不足や円安が影響し、材料費も値上がりしていますよね。
住宅業界は今までどおりの価格設定では利益を十分確保できないため、できる範囲でコストを削減したり値上げをしたりする必要があるでしょう。
先ほどもお伝えしましたが、少子高齢化や政界情勢によって、住宅業界のあり方が変わろうとしています。
そのため、営業マンも変化にあわせて情報のアップデートや見直しが必要です。
ここからはこのような住宅業界で働く営業マンが抱える課題を解説します。
住宅営業に起こり得る問題を放っておくと、お客さまとの信頼関係が築けず、営業成績に影響が出ます。
会社の利益や自身のモチベーションにもかかわるため、しっかりおさえておきましょう。
「インスタで見た家事動線をマネしたい」「YouTubeで紹介されていた施工方法を詳しく知りたい」などに応える、一歩踏み込んだ知識や価値をお客さまに提供する力が住宅営業職に求められています。
しかし技術や商品に対する知識のアップデートができず、お客さまの質問に即座に答えられなかったり、模範的な回答しかできなかったりする営業マンがいるのが現状です。
複雑化した商品をしっかり理解できていない住宅営業のなかには、契約をとるのが難しくなったと感じる方が多いでしょう。
昨今はインターネットやSNSマーケティングにより、新しい技術や商品が次々に開発される一方で、商品の複雑化が起きています。
販売する商品が高額な住宅業界でも、お客さまが事前リサーチをおこなってから来店するケースがほとんどです。
知識が不足していると売れなくなり、仕事にやりがいを見いだせず離職につながる可能性もあるでしょう。
住宅営業としての知識をしっかり持ち、お客さまに親身になって寄り添える人材の育成も住宅業界の課題です。
種類や機能が多い住宅だから売れる時代ではないことも、住宅営業職の課題です。
インターネットの普及により、売れるデザインや技術の模倣が簡単な時代になりました。
そのため、住宅に限ったことではありませんが、昨今では商品や価格以外で差別化できる要素が必要になっています。
住宅を売るために、高い価値の提供を支えるのが住宅営業職です。
たとえば、お客さまが家を購入したいと行動に移すのは、営業マンの提案から商品に納得し、満足感を得られたときですよね。
住宅営業職が生き残るには、商品力だけに頼らず、付加価値として接客やサービスなどで体験価値を高めることが重要です。
会社や営業マンとしての価値が差別化につながり、成果にもつながるでしょう。
好条件での転職が、自分の価値にかかっていることも住宅営業職が抱える課題です。
定年まで同じ会社で勤めあげるよりも、転職でキャリアアップしていくことがスタンダードな世の中になりました。
ですが、希望するすべての人が、今よりも好条件の会社に転職できるわけではありません。
現状よりいい環境や条件で働きたいと考える人が多くなれば、同じポジションを狙うライバルが増えるからです。
したがって、営業職の転職においては即戦力として、自分の市場価値を高めることが重要です。
たとえば、住宅営業は販売実績があれば自身のスキルとしてアピールできます。
高額な商品を売った実績は、お客さまとの信頼関係の構築がしっかりできていた証拠になるからです。
いざ転職したいと考えたとき、お客さまと真摯に向き合う努力をした営業マンほど転職市場で必要とされる人材になれます。
住宅営業職からの転職は、自分で考え、行動できる力を身につけているかが課題となるでしょう。
記事冒頭でもお伝えしましたが、住宅営業の将来性は年々厳しくなっていきます。
そのなかでお客さまを獲得するためには、下記のように新築だけでなく新しい時代に即した家づくりが大事です。
また、自分がやりがいをもって働けるかどうかも重要なポイントになるでしょう。
会社によっては、営業の成果次第で給料にインセンティブが上乗せされるケースもあります。
フレキシブルな働き方ができると、激務と言われる住宅営業でもライフワークバランスが整いやすいでしょう。
住宅営業の提案一つで建つ家は変わります。
お客さまに満足してもらえる家づくりをするために、まずは自分が働きやすい環境を確保するのも大切です。
住宅業界のやりがいについてはこちらの記事で詳しく解説しているので、あわせてチェックしてください。
住宅市場が縮小傾向にあることから、今はよくても将来的に状況が変わる可能性があります。
特に新築に限って言うと、少子化の影響から市場規模の縮小は免れません。
ですから、将来的に転職を迫られる可能性もあるでしょう。
住宅営業として実績を積んでいれば、経験はどんな環境でも活かせるため、転職市場での需要は高い傾向にあります。
しかし、ノウハウや知識を蓄積できていないと即戦力としての働きが期待できないため、実際の市場価値は個人のスキルによるというのが実情です。
ここでは、住宅営業が将来転職する際に、即戦力として需要のある業界や職種についてまとめています。
こちらの記事でも、住宅営業からの転職先やキャリアプランの作り方を紹介しているので、あわせてご覧ください。
工務店やハウスメーカーなど、いわゆる同業他社への転職は住宅営業の基本的な知識が身についているため、即戦力としての需要が高いでしょう。
しかし、転職先からの期待値が高くなるため、評価も厳しくなる恐れがあります。
これまでのやり方に固執せず、ゼロから学ぶ姿勢も大切です。
同業他社への転職では、辞める理由次第で相手にネガティブな印象を与えるので注意が必要です。
たとえば「社風が合わない」「体力的にきつい」を理由に転職するのであれば、転職先で自身が抱えていた問題が解決できる根拠も一緒に伝えられるといいですね。
住宅営業から同業他社への転職は、キャリアアップとして考えるとよいでしょう。
住宅営業からの転職では、自動車業界や不動産業界でも即戦力として高い需要が見込まれます。
自動車販売について基本的な知識を身につける必要はありますが、高額な商品を売る知識と実績は自動車業界でも通用するはずです。
たとえば不動産業界は、建物やその土地を扱うため住宅業界での経験や知識が役に立ちます。
自動車業界も、お客さまの問題や不安を解決するために提案をおこなったうえで契約をする仕事です。
住宅業界で実績があれば、即戦力として求められる人材となれるでしょう。
住宅営業で実績を持つ人は、論理的な考え方が必要なIT業界やコンサルティング業界でも活躍の場を広げることができるでしょう。
IT・コンサルティング業界も、相手にわかりやすく伝える発信力が求められるからです。
住宅営業は、さまざまな視点からお客さまの抱える問題の解決策を考えるため、お客さま目線で提案します。
これらのスキルは住宅営業において、お客さまの問題を解決するための必要なスキルです。
IT業界やコンサルティング業界のような、お客さまの問題を解決する仕事と親和性が高いでしょう。
住宅営業で培った発信力や提案力は異業種への転職で、ほかの人と差別化できる要素となります。
即戦力を求める転職市場では、営業職から事務職や管理職など、違う職種への転職は業務内容がまったく違うため、難しい可能性があります。
しかし、住宅営業から事務職や管理職への転職では、成果そのものよりも、契約や完成に至るまでの経験が活かせるでしょう。
特に会社規模の小さい工務店などでは、一軒の家づくりを一人の営業マンが一貫して担当するのがほとんどです。
その業務のなかでも、家づくりにかかわる人たちの間に入り、スケジュールの管理や工期の調整をおこなう力は管理職に必要なスキルです。
また、お客さまにわかりやすく提案するための資料や予算にあわせた見積書の作成といった業務は事務職に通ずるものがあります。
住宅営業で身につけた、効率的に業務を進めるノウハウを持っていると、事務職や管理職などの違う職種への転職でも、需要は高くなるでしょう。
これから縮小していくと予想される住宅業界では、お客さまに選ばれる理由となる付加価値が生き残りのカギとなります。
技術やデザインはもちろん、知識や経験に基づいた提案力や再現性の高さなど、選ばれるための「強み」が会社だけでなく営業マンにも求められるでしょう。
その上で、時代やお客さまのニーズにあった、唯一無二の家づくりをおこなうことが大切です。
住宅営業としてのスキルはどんな職種にも活かせるため、今後のキャリアの幅も広がりますよ。
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418BASEは広島県東部で注文住宅の家づくりを行うブランドです。
「良質な住まいを通じて、楽しい家づくり体験をお届けする」をコンセプトに、お客さまの希望をかなえる家づくりをおこなっています。
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最後に住宅業界の将来性と、営業職の課題についてまとめます。
住宅営業は特別な資格や学歴がなくても、実力があれば評価してもらえる魅力的な仕事です。
しかし、これからの住宅業界は新築市場が減少傾向にあるため、新たな価値を見いだしお客さまに提供していかなければ、生き残れない業界でもあります。
住宅業界の将来性を見通し、必要となる知識を先回りして身につけておくと、業界の変化にスムーズに対応できるため、寿命の長い住宅営業として活躍できるでしょう。
広島県東部の工務店、418BASEでは住宅営業に興味のある方からのご連絡をお待ちしております。